1)赤山伸夫氏への書簡

201895

17:05

 

2018/09/05

赤山伸夫 様

木下 荘

先日は台風被害についてご心配を頂きありがとうございました。お気遣いいただき恐縮しています。

 

ところで、時の経つのは早いもの、昨年、20176月、後任の岩井氏に会長職を引き継いで16ケ月になります。その前年20166月小生の会長就任と同時に、同封組織図の通り岩井氏に次期会長を視野に入れた副会長に就任してもらいました。その後1年間、広島に赴いての3回の懇談を含め機会を設けて、会長職に必要な組織のマネージメント、2015年拡大運営委員会を開くに至った会の現状・問題点、登山界を取り巻く社会環境の変化等々について意見交換を行い会長職に必要な共通認識のすり合わせを行い前述の通り2017年に会長職を引継ぎました。2017年総会では、会員のみなさんに同封挨拶原稿の内容でご挨拶を申し上げました。内容を吟味して頂きご一読願いたいと思います。

 

赤山さんが1999年活動再開を宣言して以降、会組織存続の最大の危機は201510月拡大運営委員会を開催した時期でした。その時点で山崎前会長に会の組織としての今後について、考えをただしたところ会は自然消滅、消滅したら葉書で挨拶状をだす、との返答。そこで、私は運営委員会を招集する立場ではなかったが、運営委員の立場で会長に要請する形で拡大運営委員会を主催しました。(別添<関連資料①参照)この時点で会が自然消滅してもおかしくない状況でした。

そして拡大運営委員会(拡大運営委員会の決定事項参照)、臨時総会、で全会員の承認を得て正式に新体制がスタートしました。

 

そして今年(2018年)6月、岩井新会長による第1回の定期総会が開かれました。総会当日は、箕口、佐々木老人二人が主に発言していました。実技指導は現在できない、会の登山活動には参加していない、山岳界の動静に通じているとは思えない、関西山岳会の将来に日頃から関心を持っているとも思えない、そのような人の発言が的外れになるのは当然。問題とすべき井上副会長の辞任を問題にするでもなく、自分の現在の立ち位置も顧みず自分の存在を誇示するだけの的外れな発言、当然議論は全く噛み合わず、稚拙極まりない空虚な議論を聞いていると、誠に空しい限り。隔靴掻痒。「木下君、腐った木には彫刻はできないよ」(素材が悪いと指導・説得にも限界がある、の意)、現役時代先輩上司の言葉が思い出されます。

 

私も歳をとりました。人間は年齢を重ねると体力、気力、知力が衰えてくるのは自然の摂理。私も現場の指導は勿論のこと、何かを纏めるにも時間が掛かり、もどかしい思いをすることが多くなってきました。これからは若い人達が自らの責任で自由闊達に活動を進めてくれることを期待するのみです。

自らの立ち位置が自覚できるうちに・・・。“老兵は消え去るのみ“です。

 

最後になりましたが益々のご健勝を祈念いたします。

以 上

 

1)赤山伸夫氏への書簡

niceguy-k@nifty.com

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2022811 13:39